GH3特別講演 「GH2より大きくなった理由」と剥き出しのライバル心

SDカードの協賛会社講演でPanasonicがGH3の紹介&特別講演を行なっていました。

GH3に関する詳細な情報は、PanasonicのLUMIXホームページを参照して頂いた方が良いと思いますが、なかなか面白い話をしていました。

 

GH3開発

 

GH3は発表当時から、「m4/3システムなのに大きすぎる。GH2からも大きくなった。」とPanasonicユーザーからも叩かれていた経緯がありましたが、カメラ雑誌各誌やネット上の評価を気にしているのかボディサイズが大きくなった理由を熱く語ってらっしゃいました。 講演によると、「GH2がGH3と比較して大きくなったのは苦渋の決断だったが、各種端子を全て搭載するには高さをつけるしかなかった。『動画も写真も』を掲げるLUMIXGHの最新機としては、動画機能に弱点を残すわけにはいかなかった。」とのことです。

 

端子とはおそらくヘッドホン、HDMI、AV OUT/DIGITAL 端子の事だと思われますが、これには納得です。 さらに、「サイズが大きくなったと言われる方もいらっしゃるが、これはなんたらKISSとほぼ同じサイズでこれ程のスペックを実現している点に価値がある。」と仰っていました。 これも確かに正論です。動画機能に関しては圧倒的にGH3の方が充実していることでしょう。 しかし、レンズやセンサー、位相差AFやファインダーの見え具合を比較すると、EOS KISSにもメリットはあります。販売価格のみを比較するとKISSの方がGH3よりかなり廉価となっているので一概に比較は出来ないかもしれませんね。

 

動画の作例説明では GH3 GENESIS という、ショートムービーが放映されていました。確かにクオリティが高いのですが、ダイナミックレンジが狭そうな印象を受けます。 作例解説では、「某社に散見された、ヒートショックはGH3では全く発生しません。バッテリーとメモリーの続く限り撮り続けられます。」と熱くなっていましたが、これはきっとαシリーズの事でしょうね・・・ ソニーのAマウントでは、ボディ内蔵で手ぶれ補正を行なっているため、動画撮影時にヒートショックがかなり深刻な問題となっていましたが、LUMIXのm4/3マウントではレンズ内蔵の手ぶれ補正を採用しているので、これは誇大広告では無いと思います。

 

にしても・・・・ そこまで熱くなって他社を名指しするとは・・・ GH3にかけるPanasonicイメージング事業の熱意が伝わりますが、一眼市場においては後発で旋風を巻き起こしたm4/3の一翼としてこれからも頑張って欲しいですね。 同じm4/3の盟友オリンパスはソニーと提携を結んでいますが、今後もカメラはm4/3を中心に取り組むようですし、ミラーレス市場の今後が楽しみです。




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