Model;Endowed with talent…. EF 135mm F2Lの魅力
ボーっとモデルさんを眺めていると、専業モデルでは無い方の中にも抜きん出た才能を持つ人がいる事に気付きます。そんな方を撮影していると、自分が変な空間に迷い込んだ様な錯覚を受ける事があります。
5DmarkIII+EF135mm F2L
半専業の方は枠に嵌らない独特な個性を持つ方が多いですが、才あるモデルさんをファインダー越しに眺めると、感動と同時に天性と才能の違い故に当人は辛いところがあるのかもな・・・と少し悲しくなります。
5DmarkIII+EF28-300mm F3.5-5.6L
バイトを請け負う事務所やプロダクションの方に話を伺うと、一様に皆さん「かなり練習させてます」とおっしゃってますね。
訓練の賜物なのかと感心する一方で、それだけとは思えない・・・『特異な才』を感じずにはいられない気がします。
5DmarkIII+EF 135mm F2L
結局何が言いたいかというと、そんな方を撮影する時程EF 135mm F2Lを積極的に使いたいという事です。EF 70-200m F2.8 ISIIを購入された方の殆どが135mmF2Lを使わなくなりますが、逆光耐性の悪さ&二線ボケに目を瞑る事が出来れば描写性能は135mmに軍配があがります。
EF 135mm F2Lのポイントはこんな感じです
長所 | ※シャープにも拘わらず線が細い
※開放から全力 ※遅くないAF |
短所 | ※逆光耐性が無い。(古いコーティング)
※口径食 ※弱い二線ボケ |
ハレ切り&ボケの整理が必須なので敬遠される方がいるのも当然ですが、フォーカスが遅い85mmF1.2Lよりもある意味屋外での信頼性は高いかもしれませんね。
5DmarkIII+EF 135mm F2L
実はこのEF 135mm F2L、祖父母と父から譲り受けたレンズと自分で購入したレンズの2本を所持していますが、AFMF切り替えスイッチ&接写切り替えスイッチの形状が微妙に変更されています。70200やサンニッパ、ニーニーが隆盛していなかった当時、父は「135mmこそ本当の銘作だと思うよ」と言っていましたが、3代に愛される理由がこのレンズにはある気がします。
望むらくは、防塵防滴・コーティング・絞り枚数が変更された同設計の135mmがリニューアルされる事を期待したいですね。