デジタルカメラとモノクロ
デジタル全盛期に移行してからのカメラの進化は凄まじく、カメラマンの利便性は向上しましたが、その一方で失われた技術もあり、更にはカメラの購入サイクルがとても早くなりました。
技術の一端はフィルムのモノクロ写真ですよね。RAWで撮って焼き直せば良いじゃないかというのは正論だと思いますが、何か違うような・・・ そんな中、ライカが2012年に発売したカメラが “ライカMモノクローム” です。
知り合いのカメラマンによると、50mm F2と合わせた時の絵が凄まじいほど精彩らしく、モノクロ撮影においては完璧との事でした。センサーの色配列を考えると、確かに享受出来るメリットは大きく、シグマのFoveonセンサー的発想なのかもしれませんね。モノクロの為だけに100万を費やす事は出来ませんが、興味のある方やMマウントをお持ちの方は一度試してみては如何でしょうか。
正直ライカのカメラはデジタルに移行してから機動性がよくありません。にもかかわらず何故か多くのカメラマンがM9初めライカを使用しています。
Photo Yodobashiのサイトでも謳い文句で「ライカを使うと写真が変わるよ」 と宣伝していましたが、確かにレンジファインダーの懐古からは誰も抜け出せないのかもしれませんね。