自己血糖測定(SMBG)について
糖尿病を患ってらっしゃる方や、その予備軍と言われる方はOGTT負荷試験等病院での血糖値測定に加え、家庭等での血糖を測定してインスリンの投与や自己管理に反映させる必要があります。
尿糖を測定する場合、かなり血糖値が高くないと(閾値を越えないと)結果が出てこないのに対して、SMBGで直接血糖を測定出来る為誤差の少ない結果が得られます。近年デジタル尿糖測定器が進化した為(特にTANITA)軽症の方は尿測定をされる方も多いですが、インスリンの自己注射をされている方にとっては、低血糖の状態をすぐに知ることが出来る等のメリットも大きいです。
詳しい情報は、糖尿病ネットワークの SMBGサイトへ
管理人は特に糖尿病や高血糖を患っている訳ではありませんが、週に一度定期的に測るようにしています。 薬事法改正に伴って自己注射をしている患者さん以外は保険適応外になったので、バイト代がこれに飛んだりしてますが・・・(T_T) 完璧に血糖をコントロールする癖を付けるのは自分にとって大切な事なので辛抱してます。 数年間続けると採血→測定しなくても、かなりの精度で自分の血糖値が何mg/dLか判るようになりますよ。 継続は力なりと言いますが、その通りなのかもしれません。
使う器具は、 測定器(白色の万歩計みたいな物)、 血液を浸す電極(センサーキットとも言います)、 採血をする器具(ピンク色のペンみたいな物) 、ランセット(安全設計された針)の4つです。
その他には、採血部を消毒するためのアルコール綿(エタノールボトルよりアル綿が良いです)、ランセット針を捨てるためのボトル(針には血液が付着するので、破棄は病院にお願いして下さい)が必要になります。
詳しい採血の方法や、測定の仕方は器具によって異なるので、病院できちんと説明を受けて理解したうえで付属の説明書を読めばわかると思いますが、基本的な流れとしては、
1.手を洗って清潔にする。
2.電極を測定器に差し込んで、測定の準備をする。
3.ランセット針をペンに差し込む
4.アル綿で採血部を消毒する
5.ランセットの安全キャップを外して針を指に突き刺す
6.血マメの様に血液が出てくるので、電極に血液を浸す
7.10秒前後で測定完了
8.止血処理をする(バンソーコー貼る)
9.針をボトル等に破棄する
こんな感じです。
最近の測定器は、結果を50回前後呼び戻せるので便利になりました。針も全く痛くありませんしね・・・ あれ?チクっとしたような、しないような・・・ 程度の痛みです。深さも5段階くらい調節できます。
気になる方は一度病院へ行かれてみては如何でしょうか。