PM10 PM2.5とは?

最近『PM2.5』という言葉をよく耳にしますね。 「SPMみたいなものでしょ?」と漠然とした認識だったので、調べてみました。

Wikipediaの粒子状物質を読めば、概略を理解出来ると思います。大雑把には、

 大気汚染のちょっと厳密な基準という事のようです。 

 PM-2

 

では有名な大気汚染の基準であるSPMと何が違うのかというと、そもそも環境省の提示しているSPMの基準は「大気中に浮遊する粒子状物質であって、その粒径が10マイクロメートル以下のもの」と決まっていて、PM10の10μm測定と一緒の事の様に勘違いしそうですが、測定方法がPM10とは違うためPM換算するとSPMはPM6 or PM7に該当するようです。

 

【PM10 PM2.5 SPMのお国事情】

一世代前、世界ではマイクロメートル単位の小さな微粒子は捕まえる事が非常に困難だった為、空気中で、10μmの粒子を機械で50%前後捕捉した分大気が汚れてるってことにしよう。 という基準を作ろうとして、PM10を規定しました。

 

一方日本はお家芸の技術力によって、

10μm粒子を100%補足して測定結果出しましょうよ。と言って大気測定の独自基準を定めました。それが、日本規格のSPMだったのです。

PM SPM

 

20世紀はずっとPM10が使われていたのですが、粒子は小さい程人間の体内(肺)に取り込みやすく有害であるという事がわかり、PM10(10μm)よりも小さい粒子を測定する基準が必要でしょう。 と考えられ、測定方法の進化も助けて生まれたのがPM2.5のようです。日本もSPMはPM10より厳しい値だったのでSPMの結果だけで満足していたのですが、世界がPM2.5のトレンドを作ったのでそれに乗っかって採用した形となっています。

 

 

1997年アメリカでPM2.5が採用されたのを皮切りに世界各国でPM2.5が使われ初めたのですが、日本は2009年からPM2.5を使用しているようです。それまで日本はPM6,7を基準にしていたので、少し出足が鈍ったのかもしれませんね。




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